2002年7月2日
2002ワールドカップ

最初にワールドカップを見たのは、1982年のスペイン大会でした。サッカー好きの友人の影響で見たんですが、まだ若かったマラドーナの退場シーンなんか今でも良く覚えているし、ブラジル戦でハットトリックを達成したイタリアのパオロロッシにも興奮した。私は若きリトバルスキーやルンメニゲがいたドイツを応援していた。
もちろん世界レベルのプレーの凄さに感動しましたが、(アメリカと日本以外の)全世界が熱狂するサッカーというスポーツに日本が参加できないのが残念でした。当時の日本に社会人リーグがあるのは知っていましたが、全く別の世界で日本が参加するものではないし、出来るはずが無いと思っていました。
その後サッカーへの興味が薄れ、1986年メキシコ大会、1990年イタリア大会はほとんど見ていません。
サッカーをまた見ることになったのはJリーグが出来てから。確実にレベルが上がり、アジアで勝つことが出来るようになり、オリンピック、ワールドユースに出場し、そしてワールドカップにも出場できるレベルになったからです。
1994年アメリカ大会、1998年日本初出場のフランス大会は見ることができる試合はほとんど見ました。

だけど今大会はあまり試合を見ませんでした。
海外でのワールドカップは時差の関係で夜中、深夜での中継が多く、無理してでも見ることが出来ましたが、今回のワールドカップは普通の時間(午後3時、午後8時)に試合が行われ、テレビも生中継。休日はともかく平日に見るのは難しい。全試合を見るつもりはないにしても、地上波では全試合が放映されないことが初めからわかっており、気分的には盛り上がりに欠けてしまいました(見たい試合が放映されない)。
それと今回は日本代表のことが気になり、海外のチームの試合を楽しむ余裕が無かったことがあります。とにかく日本代表がグループリーグを突破さえしてくれればいい、とサッカー協会会長のような気持ちでワールドカップを迎えていました。
結果的に決勝トーナメントに進出できて本当にホッとしました。

韓国のベスト4には驚きました。判定問題もあったけど、イタリア、スペインに対してサッカーの内容は互角以上でした。韓国が世界で4番目に強いとは思わないけど、少なくとも日本よりも上だったのは確かだね。
韓国はいつの間にあんなに強くなったんだろう。日本のほうが韓国より上だ、なんていう認識はなかったけれど、同じ位のレベルだったと思ってました。
だけどJリーグで活躍する韓国人プレーヤーのレベルを考えたら、韓国のほうが強いのは当然とも思う。ファンソンホン(柏)やチェヨンス(市原)以上のFW、ユサンチョル(柏)以上のMF、ホンミョンボ(元柏)以上のDFが日本に何人いるだろうか。市原の躍進の原動力となったチェヨンス、C大阪では西澤以上に不可欠な選手のユンジョンファンはレギュラーでもないんだから。

テレビ中継を見ていて思ったのは、陸上のトラックがないスタジアムの方が雰囲気がいいってこと。ちゃんと調べていないけど韓国の会場の方が専用スタジアムが多かったような気がした。日本は埼玉、神戸とカシマくらい。ワールドカップ後の利用も考えるとしょうがないのかも知れないけど。個人的には埼玉で決勝をやって欲しかった。

優勝候補が次々に負けてしまったり、試合内容がイマイチだったり、審判の問題があったりしたけど、決勝がドイツvsブラジルで良かった。
そしてロナウドが得点王になった。1番素晴らしい選手がその通りのプレーと成績を残してくれた。ロナウドには次回大会も活躍して欲しいね。髪型だけは変えたほうがいいと思うけど。

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