2005年2月9日 埼玉スタジアム
W杯アジア最終予選
日本 2対1 北朝鮮


北朝鮮の人口は約2300万人。W杯予選に出場するのはアメリカ大会の予選以来ということです。過去にW杯で活躍した実績もありサッカーは盛んなようですが、国際舞台から遠ざかっていた北朝鮮が1次予選を突破してくるとは思っていませんでした。
今の日本とはレベルが違うと思っていたので、まさかこんなに苦戦するとは思いませんでした。試合を見ていても、確かにスピードはあるし、ミドルシュートの威力はありましたが、特別技術が優れているチームには見えませんでした。日本が負けるチームではないと思いました。先制点の後、追加点が取れなかったのが厳しくなった原因でしょう。そして、ホームのほうがプレッシャーを感じてしまう、日本人の性質もあるのでは。
先発メンバーは国内メンバー。昨年の1次予選の初戦のオマーン戦は中田英、稲本、中村、高原、柳沢の欧州組が先発で、4バックだったのですが、1年後のこの試合は3バック。急に集まっても連携が上手く行かなかった1次予選を教訓にしたジーコの判断は当然だとは思います。
しかし、後半中村を投入してからの4バックの方が、チームが機能していたように見えました。ですが、たまたま今日は4バックが北朝鮮相手には良かっただけかもしれません。対戦相手のシステムやメンバーに対応した戦術など無しで戦おうとしている(ように見える)のが苦戦する原因とも思えます。
大黒がロスタイムに決勝点。ヒーローになりました。ベンチ入りしていること自体驚きましたが、試合で使うとは思いませんでした。決勝点以外でも、中村俊のパスを受けてドリブルでゴールに向ったシーンを見ても、いい選手だというのはわかりました。これで同じタイプの柳沢の代表復帰は厳しくなりました。
次ぎはアウェイのイラン戦。どんなメンバーで戦うのか楽しみです。アウェイでも勝って欲しいです。



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