2006年7月10日
中田英寿引退


中田英寿が現役引退を発表しました。
W杯前から代表引退の噂がありましたが、まさか現役まで引退するとは思いませんでした。ただ、サッカー選手としてはピークは過ぎてしまっているのは確かだと思います。このまま現役を続けても、今以上のチームでプレーするチャンスは無いでしょう。Jリーグに戻ってプレーすることも考えられない選手ですから、ここで辞めなくても、あと何年もプレーはしないのでは、と思っていました。
ユース代表の頃から、山梨県出身の選手ということで注目していました。前園時代の五輪代表に下の世代から召集され、五輪でも活躍し、当時の西野監督に反抗するなど話題も提供、20歳でA代表デビューしました。デビュー戦の韓国戦でも淡々と中盤を仕切り、カズや名波、山口などをおしのけ中心選手になっていきました。
フランスW杯予選、W杯本番も中心として活躍し、イタリア・ペルージャに移籍。
セリエのデビュー戦、ユベントス戦で2ゴール。本当に驚いたし興奮しました。ローマに移籍するまでが、選手としてのピークだったのではないでしょうか。
テクニックで中田以上の日本人選手はたくさんいますが、試合でベストを出せる精神的な強さと、外国人にも負けない体の強さで彼以上の日本人選手はいないと思います。
日本人は技術レベルは高い、と良く言われますが、世界で通用するために欠けていたものを中田は持っていました。

運動量を要求されるオシムのチームでも中田を見てみたかった。残念。



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