2008年1月30日 国立競技場
キリンチャレンジカップ
日本 3-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボスニア・ヘルツェゴビナの人口は約430万人。2006年2月にドイツで対戦して引き分けていますが、今回は国内メンバー主体で来日ということと、コンディションもイマイチのようで、試合の主導権は日本が握り、ボスニアヘルツェゴビナの良いところは殆ど見られませんでした。
日本の先発は高原、巻の2トップに大久保は中盤で起用。遠藤、中村憲、鈴木啓、駒野、内田、阿部、中澤はチリ戦と同じ。キーパーは久々の楢崎。
チリに比べると、プレッシャーが甘いので、余裕を持ってボールキープ出来ていました。
巻が前半で負傷退場し、代わって入った山瀬が後半に2得点。山瀬が飛びぬけた選手とは思いませんが、スピードとゴールに向かう積極性があります。ジーコ監督のときは走れなくてもテクニックがある選手が選ばれていた感じでしたが、オシム監督のサッカーでは走ること出来る選手が必要でした。ジェフの教え子だった羽生や山岸などが起用されたのもそのためだと思います。走るのが必要なのは岡田監督に代わっても同じでしょう。そういう意味では山瀬も重要な選手となる可能性はあります。
他でよかったのは中村憲。正確なサイドチェンジのパス、スルーパス、そしてドリブル。テクニックもあり、視野も広く、運動量もある。中盤で攻撃の起点となっていました。中村俊が不在時に攻撃を仕切ることが出来るのは遠藤ではなく中村憲です。
遠藤も悪くありませんが、スピードと運動量が求められるサッカーの中で、攻撃的なポジションの起用では存在感が無くなってきています。
この2試合でFWの得点無し。この日もシュートまで行けるシーンが少なかった。FWだけの責任ではありませんが。
高原がナンバー1フォワードであることに異論はありませんが、別の選手も見てみたい気がしてきます。大黒はどうしているのでしょうか?


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