2008年2月17日 中国
東アジアサッカー選手権
日本 1-1 北朝鮮

韓国、中国、北朝鮮と日本の4カ国で、総当たりのリーグ戦で争う東アジアサッカー選手権。日本はチーム事情やケガなどで、高原、阿部、大久保などが不参加。もちろん海外組も不在。メンバーはかなり落ちますが、韓国なども若手主体のようです。

初戦の相手は北朝鮮。北朝鮮の人口は約2300万人。川崎でレギュラーのチョン・テセが1トップです。
そのチョン・テセが先制点。日本のDFを振り切って決めた素晴らしいシュート。先制点以外でもカウンターでは怖い存在となっていました。体も強く積極的にゴールに向かう良いフォワードです。我那覇もチョン・テセがライバルだとレギュラーは厳しいでしょう。
日本の先発は播戸、田代の2トップに、遠藤、山岸、羽生、鈴木啓の中盤、サイドバックは右に内田、左に加地、センターバックは中澤と水本、キーパーは川島が使われました。
田代、川島は初出場?だと思います。播戸や羽生など普段先発で出場しないメンバーを起用してきました。最近中盤の中心となっている中村憲がカゼで不出場だった影響もあると思いますが。
驚いたのは加地の左サイド起用。内田が右で起用されて以来、出場機会が減っていた加地。駒野は両サイド出来るので、今のままでは代表生き残りは厳しい立場です。運動量があり守備も攻撃も出来る加地が左も出来れば、バックアップメンバーとしては貴重だと、岡田監督が考えたのでは。
前半に先制点を奪われ、その後もなかなか良い攻撃が出来ませんでした。普段と違うメンバーでコンビネーションもイマイチのようでした。特に山岸は存在感がありません。代表でプレーするに個性に欠けるようです。
中盤に中村憲が不在だったのも影響は大きかったと思いますが。
後半、安田が中盤で起用され攻撃に勢いが出ました。その安田の左からのクロスをキーパーがはじき、交代出場の前田が押し込んで同点。しかし、同点止まりでした。
北朝鮮は先制点以降、完全に守りに入りました。それを崩せない日本が情けないという見方もありますが、実力に大きく差がない相手に、あそこまで守られたら厳しいと思います。しかも、日本は実験的なメンバー。勝てれば良かったのですが、このメンバーで圧勝できるほど甘くは無いと思います。
次戦は中国。勝って欲しいですが。


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