2008年2月23日 中国
東アジアサッカー選手権
日本 1-1 韓国

韓国の人口は約4800万人。
勝ったチームが優勝。韓国は引き分けでも優勝の可能性があるが、日本は勝たなければならない試合。
韓国も若手主体でベストメンバーではないようですが、いつもの通り気合が入っていました。前半に先制され、こりゃ追いつくのは難しいそうだな、と思っていましたが、またも山瀬が決めました。しかし、同点にするのが精一杯でした。
日本の先発は1トップに田代、中盤に山瀬、遠藤、中村憲、橋本、鈴木啓、4バックは内田、加地、中澤、今野、GKは川口。
この大会、全て先発が違うメンバーです。海外組や一部レギュラーが不在のなか、普段控えのメンバーを試す意図があるのでしょう。それにしても、なぜ橋本、と思ってしまいました。しかも中盤の右での起用。機能しているようには見えませんでした。まあ、テストなのでしょうが。
韓国はベストメンバーではないとはいえ、北朝鮮、中国とは格が違い、攻撃も守備も迫力がありました。気合も入っていて、後半にはお決まりの足をつる選手もいました。
その韓国相手に目立っていたのは、やはり中澤。ヘディングの強さ、当たりの強さで、何度もピンチを防いでいました。闘莉王もいますが、中澤の代わりになる選手はなかなか出てこないのでは。
山瀬の同点ゴールは素晴らしいミドルシュートでした。積極的にシュートを打つ選手ですが、誰かのように、ゴールの枠を大きく外すようなシュートミスがありません。同点シュートの場面まで、それほど見せ場はありませんでしたが、決めるときは決める。この大会での活躍は目立っていました。
終盤には矢野や播戸を投入し3トップにしましたが、効果的に攻められず、引き分けに終わりました。

結局日本は1勝2分で2位。これで3大会連続の2位です。優勝するに越したことは無いのですが、若手、控え選手のテストは十分出来たと思います。特に内田は継続して使われ、慣れてきた印象です。
この大会での経験を生かしてW杯予選を戦って欲しいものです。

この大会はTBSが中継でしたが、解説の金田氏の解説はツラかった。「ヨッシャー」とか、「キターッ」とか大声で叫んで、肝心の解説の内容はピッチ解説の相馬氏に否定されたり。テレ朝の松木氏に比べたら全然マシですけど。

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