METAL HEART/ACCEPT

85年発表の6作目。
前作「BALLS TO THE WALL」のヒットと、スラッシュ・パワーメタルのブームに乗って日本でブレイクしたアルバム。発売前からヒットは約束されていました。
1曲目のタイトル曲はクラシックのイントロから盛り上がり、サビは得意の重厚なコーラスで期待に応えるものでしたが、「MIDNIGHT MOVER」や「SCREAMING FOR A LOVE-BITE」など、無理してキャッチーにしている感じがする曲が多く違和感を感じます。
ウドが歌う曲じゃないだろう、と思ってしまいます。
ただ、作曲能力の成長でキャッチーな曲が書けるようになったとも言えます。
そして、キャッチーな曲に合わないウドが次作を最後に脱退することになるのでしょう。
ただ、ヴォーカルが替わってもこのアルバム以上にヒットすることは最後までできませんでしたが。


(2007年4月)

ロックンロールチルドレンへ