BURN/DEEP PURPLE

イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァーが脱退して、デヴィッド・カヴァデール、グレン・ヒューズが加入した第3期初めての作品。1974年発表。
有名なタイトルトラック「BURN」のほか、「YOU FOOL NO ONE」、「MISTREATED」、「LAY DOWN STAY DOWN」など曲が粒ぞろいです。メンバーが代わって気分一新し、気合が入っていたのでしょうか。
ヴォーカルスタイルはイアン・ギランとは全く違いますが、これもディープパープルとして受け入れられているのは、この作品の成功があったからだと思います。リッチーの個性的なギターも冴えています。
改めて聴くと、カヴァデールのヴォーカルがいまひとつと感じます。音域が狭くて苦しそう。それに比べてグレン・ヒューズの歌の上手さとパワーはスゴイ。かといって、メインヴォーカリストがグレン・ヒューズだったら、成功しなかったでしょう。
そのヴォーカル二人の歌が楽しめる「LAY DOWN STAY DOWN」、「YOU FOOL NO ONE」が好き。
もちろん「BURN」は名曲です。


(2007年7月)

ロックンロールチルドレンへ