CHINESE DEMOCRACY/GUNS N' ROSES

2008年発表。出る出るといって、なかなか出なかった新作がようやく出ました。
あのファーストからは20年経ってます。メンバーもアクセルしか残っていません。
だから、比べてもしょうがないし比べるべきではないと思います。が、ガンズ名義のアルバムだから、期待してしまうのもしょうがない。
1曲目のイントロのギターの音は素直にカッコイイと思いましたし、期待させてくれましたが、全曲通して何度も聴いて、これは良いと思える曲はありませんでした。
ただ、アクセルの歌声は印象に残りました。バラード系の「STREET OF DREAMS」や「THIS I LOVE」で聴けるアクセルのヴォーカルは素晴らしい。以前より上手くなっているように感じます。聴けばすぐにアクセルとわかる個性的な歌声もふくめて、歴史に残るヴォーカリストだと思います。
ただ、ロックナンバーがイマイチです。イジーやスラッシュと一緒に作ったらどうなるだろうかと想像してしまいます。
楽曲の好き嫌いはともかく、きちんと歌を聴かせてくれるロックアルバムだとは思います。
ファーストアルバムをリアルタイムで知らない方々、ガンズに思い入れの無い方々、最近のロックファンがどんな評価をするのかが大事ですが。


(2010年1月)

ロックンロールチルドレンへ