KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART1/HELLOWEEN

ドイツのヘヴィメタルバンド、ハロウィンの1987年発表のアルバムです。アルバムタイトルがPART1となっていますが、翌年にはPART2が発表されます。
このアルバムから加入したヴォーカリスト、マイケル・キスクの聴きやすいハイトーンヴォイスと楽曲の良さでブレイクしたアルバムです。ドイツのバンドはスコーピオンズにしてもアクセプトにしても、日本人好みのメロディーでファンが多いのですが、ハロウィンもマイケル・キスクの歌唱力もあってとても人気が高いバンドでした(現在もバンドは活動しているようですが)。
パワーメタル的なスピード、疾走感のある楽曲にメロディアスな高音ヴォーカル、日本でいえばエックスですが、ヴォーカルのレベルには天と地の差があります。
メインソングライターであるギタリスト2人の作風に個性があり、パワーメタル的なカイ・ハンセンとメロディが強いマイケル・ヴァイカートと分かれますが、このPART1はカイ・ハンセンの楽曲が多く収録されていて、疾走感があり、ポップ過ぎないメロディーの曲が多くて、個人的には、このPART1の方が好きです。
「I'M ALIVE」、「FUTURE WORLD」など名曲が収録されています。そして13分の「HELLOWEEN」も、PART2に収録されているヴァイカート作曲の大作「KEEPER OF THE SEVEN KEYS」よりハードロックらしくて好きです。ギターもカッコイイ。
名盤です。


(2007年11月)

ロックンロールチルドレンへ