SOLDIER OF FORTUNE/LOUDNESS

1989年発表。ヴォーカリストが二井原実からアメリカ人のマイク・ヴェセーラに代わって初めてのアルバムです。
二井原ファンには申し訳ありませんが、海外での成功のためにもアメリカ人のヴォーカリストに代わるのは賛成でした。当たり前ですが英語の発音は完璧。そして、歌も上手い。二井原のヴォーカルは、声質、歌い方が苦手でした。
正統派のハードロック。ハードですがメロディアスな曲が多く、とても聴きやすいアルバムです。もともと演奏は世界レベルなので、ヴォーカリストがアメリカ人に代わったことで、日本のバンドとは思えない完成度の高さです。
収録曲の中では、特に1曲目のキャッチーな「SOLDIER OF FORTUNE」、ラストのスピードナンバー「DEMON DISEASE」が好きです。高崎晃はギターも勿論素晴らしいが、作曲能力も高いと実感。
マイクを加えて世界的に成功してくれると期待しましたが、アメリカではあまり売れなかったのでしょうか。次のアルバムでマイクは脱退して、ヴォーカルは日本人の山田雅樹に代わります。


(2007年5月)

ロックンロールチルドレンへ