THE NUMBER OF THE EAST/IRON MAIDEN

1982年に発売されたサードアルバム。
このアルバムからヴォーカリストがブルース・ディッキンソンに代わります。ヴォーカルが代わると違うバンドになってしまったりして、失敗するケースもありますが、アイアンメイデンは成功しています。
個人的にはポール・ディアノも好きですが、このアルバムのダイナミックな曲にはブルースのスタイルの方が合っていると思います。その後のアイアンメイデンの成功もブルースだったからと思いますし、ライヴハウスではなく広い会場でのステージパフォーマンスもポールはブルースには敵わないでしょう。
アイアンメイデンはアルバム収録曲のクオリティが高いのですが、このアルバムは特に粒ぞろい。ヴォーカリストが代わるということで気合が入っていたのでしょうか。
「CHILDREN OF THE DAMNED」、「RUN TO THE HILLS」、「THE NUMBER OF THE BEAST」、そして圧巻の「HALLOWED BE THY NAME」と代表曲が勢ぞろいです。キャッチーな「22 ACACIA AVENUE」も結構好きです。いやあ、全曲いいです。スピードナンバー、メイデンらしい劇的な曲、キャッチーな曲とバランスも良い。初期の代表作です。

(2008年3月)

ロックンロールチルドレンへ