SHOUT AT THE DEVIL/MOTLEY CRUE

1983年発表のセカンドアルバム。
サードアルバム以降、どんどんロックンロール寄りになっていくモトリークルーですが、このアルバムは一番ヘヴィメタル的です。
特にタイトルトラックはギターのリフ、ヴィンスの歌い方(少し苦しそう)までヘヴィメタル。流行に敏感な彼らなので、1983年頃は当時人気のあったブリティッシュメタルを意識したのではないかと思います。
しかし、アメリカのバンドのほとんどが、キッスやエアロスミスに影響を受けているように彼らも当然アメリカンロックンロールが好きでしょう。エアロスミスが復活して、ブルースやロックンロール系が人気になってきた時代にあわせるように、サード以降はロックンロール系のアルバムを発表していきます。
本来の姿ではないとはいいながらも、「LOOKS THAT KIL」なんかグルーヴ感があって好きな曲です。
LAメタルが盛り上がる前のアルバムなので、リアルタイムで聴いた人は、このモトリーが好きな人が多いかも知れません。
ジャケット写真は相変わらずケバケバです。


(2007年6月)

ロックンロールチルドレンへ