OPERATION:MINDCRIME/QUEENSRYCHE

衝撃のデビューミニアルバムの後、「THE WARNING」、「RAGE FOR ORDER」の2枚のアルバムを経て、1988年に発表された彼らの代表作。
期待して購入した「THE WARNING」と「RAGE FOR ORDER」は、ミニアルバムで聴かせてくれた正統派ヘヴィメタル・スタイルではなく、私には退屈なアルバムでした。アナログ盤は持っていますが、プレーヤーが無いので今改めて再び聴くことが出来ないので、当時の記憶だけですが。
確かバンドの人気も下降気味だったと思います。
そこで発表されたこのアルバムは、1枚のアルバムが物語となっているコンセプトアルバム。曲間に足音や電話のベルなど効果音が入っています。英語が聴き取れない私には、どんなストーリーが展開されているのか全く判りませんが。
コンセプトアルバムだからということでなく、単純に曲が粒ぞろいのいいアルバムです。
前2作は凝った曲調が多かったと思いますが、一般受けはしないアルバムでした。このアルバムでは、誰が聴いても判りやすいメロディーで、スピードナンバーとミドルテンポの曲がバランスよく並んでいて飽きさせません。日本人好みのアルバムです。
ただ、デビュー時のようなブリティッシュヘヴィメタルを思わせるサウンド、曲調ではなく、モダンなハードロックですが。
このアルバムが発売された頃からのロックンロールブームに乗せられた私は、このアルバム以降、QUEENSRYCHEのアルバムは買っていません。あまりヒットしたという話も聞いていませんが、まだバンドは存続しているのでしょうか。


(2008年4月)

ロックンロールチルドレンへ