RAGE FOR ORDER/QUEENSRYCHE

1986年発表。当時、デビューミニアルバムに衝撃を受けて購入したセカンドアルバム「THE WARNING」が期待外れでしたが、諦めきれずにこのサードアルバムを買いました。が、やはりデビューアルバムとは全く違う方向性でガッカリさせられたものです。
当時はアナログ盤だったので、最近は聴いていませんでしたが、久々に聴いてみようとCDで購入(新しいバンドを知らないので、最近はアナログ盤の買いなおしばかりです)。
1曲目の「WALK IN THE SHADOWS」を聴いて、こんなだったっけ?、という感想でした。デビュー作とは全く違いますが、次作の「OPERATION:MINDCRIME」に通じるモダンなハードロックで、曲の出来も悪くありません。結局、デビューアルバムがあまりにも正統派のブリティッシュヘヴィメタル風だったのが、期待外れの印象にしてしまっていたのでしょう。良く考えればアメリカのバンドなので、ブリティッシュメタルを期待するのも間違いだったのでしょう。
「OPERATION:MINDCRIME」を良いアルバムだと評価した今では、このアルバムがあったから、あのアルバムが出来たと納得できます。
「OPERATION:MINDCRIME」は曲がキャッチーで、このアルバムのほうが、ちょっと難しいですが、「WALK IN THE SHADOWS」、「SURGICAL STRIKE」、「CREAMING IN DEGITAL」、なんか聴きやすいハードロックです。
そしてジェフテイトの歌は相変わらず素晴らしい。


(2011年1月)

ロックンロールチルドレンへ