BY THE WAY/RED HOT CHILI PEPPERS

デビューから知っているというような熱心なファンではありませんが、最近のアルバムは何枚か持っています。ファンからは不評のようですが、ギタリストがジェーンズアディクションのデイヴ・ナヴァロだった「ONE HOT MINUTE」が好きでした。ハードロック好きの私としては、前作から復帰しているジョン・フルシアンテのカッティングギターより、歪んだヘヴィなリフとファンクのリズムが心地よかったアルバムでした。
このバンドの魅力の一つは、ボーカリストの甘く切ない声とメロディーだと思います。「ONE HOT MINUTE」以降この傾向の曲が増えていましたが、今作ではヒット狙いと思うほどメロディアスな曲ばかり。アルバム1枚通して聞いても、捨て曲が無い素晴らしいアルバムです。
これは売れ線狙いと言うより、作曲能力が向上した成果でしょう。ジャケットの写真を見ても、以前のパンツ一丁だった頃に比べて別人のようです。
しかし熱心なファンでない私でも、以前の元気の良いファンクロックのノリの曲が何曲か聞きたかったですね。初期の頃からのファンはどう思うんでしょう?


(2002年7月20日)

ロックンロールチルドレンへ