THUNDERSTEEL/RIOT

ライオットは5枚目のアルバム「BORN IN AMERICA」後一旦解散しましたが、再結成して現在も活動しているようです。
このアルバムは再結成1枚目。1988年発表です。再結成とはいっても、オリジナルメンバーはギタリスト、マーク・リアリだけだと思います。
ヴォーカルがハイトーンを駆使するトニー・ムーアで、ファスト&ヘヴィ&メロディアスという、ヘヴィメタルの3拍子が揃った名盤です。収録曲のクオリティが高く、捨て曲無しのアルバム。
特に1曲目のスピードチューン「THUNDERSTEEL」には、メタルファンなら誰もが感動する素晴らしい曲です。
アメリカのバンドですが、哀愁のあるメロディーはヨーロッパのバンドのようで、アクセプトやハロウインが人気があるように、このバンドも日本人のツボにはまるバンドです。
ただ、ハイトーンヴォーカルが少し苦手な私には、トニー・ムーアの声がキツイです。中低音を歌っているときは大丈夫ですが、超高音域がダメ。再結成前、サードアルバムまで歌っていたガイ・スペランザ時代のほうが好きです。
とはいいながら、曲のクオリティは高いので、ヴォーカリストが気に入れば最高のアルバムでしょう。ジューダスプリーストが好きなら気に入るでしょう。


(2008年8月)

ロックンロールチルドレンへ