GOD HATES US ALL/SLAYER

2001年発表。
スレイヤーはスラッシュメタルっていう言葉と音楽が出始めたころ、メタリカ、アンスラックス、メガデスなんかと一緒に、スラッシュの代表バンドとして取り上げられていました。
いまやメタリカなんかはアメリカを代表するロックバンドになってしまったし、4バンドの中ではスレイヤーが1番一般受けしないバンドです。
アルバムジャケットもタイトルも歌詞の内容も(理解していないけど多分)、良識のある人には拒絶されるもの。頻繁にでてくる「DEATH」、「BLOOD」、「HELL」、「BLACK」などの単語。英語が不得手な人でも、どんな内容なのか想像がつきます。
この手のバンドっていまでもたくさんいるんだろうけど、20年近くこの音楽をやってきて、大きくスタイルを変えることなく、しかも進化している。これってスゴいことだと思います。
正直いって、ボーカルの声とメロディーが好き嫌いの大事なポイントである私にとって、トムアラヤの音程が無い(無いことはないけど)叫びは、熱狂的なファンになるほどではありません。だけど、時々、大音量で聞きたくなる音楽です。
名盤といわれている「REIGN IN BLOOD」以来、久々に新譜を買ったんだけど、気持ち良かった。聞けば聞くほど。
スレイヤーを聞くと、メタリカが甘っちょろいAORに聞こえてしまうほどです。

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