スプリングマン/ユニコーン

1993年の作品。このアルバムを最後に解散しました。ドラムの川西幸一がレコーディング中に脱退してます。
いままでのアルバム以上に奥田民生以外のメンバーが前面に出てきている作品で、基本的には曲を作った人がヴォーカルを取るということになっています。奥田民生が歌っている曲は収録曲の半分くらい。ユニコーンらしいといえばらしいですが、バンド、アルバムとしての統一感はなくなっているように感じます。
しかし、特に奥田民生の作品のクオリティは高く、有名な「すばらしい日々」をはじめ、「与える男」や「時には服のない子のように」など、大好きな曲です。私の大好きなギタリスト、手島いさむも弾きまくっていて、ハードロックファンの私としては楽しめるアルバムです。手島いさむの作品「裸の王様」もかっこいいロックナンバーで、出来れば奥田民生に歌って欲しかった。
気取ってないし、それでいてライヴもカッコイイし、曲は良いし、ユニコーンは日本で最高のロックバンドだと思っていたので、解散が発表されたときは本当に残念でした。
まさか、再結成するとは。

(2009年4月)

ロックンロールチルドレンへ