ジャケットに写っているメンバーの写真を見ると、1980年頃のブリティッシュヘヴィメタルバンドのような垢抜けないルックスです。初期のアイアンメイデンのよう。
ルックスから想像されるのはコテコテのヘヴィメタルですが、音楽は意外と軽快なロックンロールです。ギターはトリッキーでなんだかヴァンヘイレンのようです。ヴォーカルも聴きようによってはデイヴリーロスに聴こえなくもない。イギリスのバンドにしては、妙に明るい。ヴァンヘイレンが好きなんじゃないでしょうか？「I LIKE IT HOT」なんか、ホントにアメリカのバンドの曲みたいです。
しゃがれ気味のヴォーカリストの声質は悪くないし、曲も疾走感があって悪くないのですが、軽いドラムの音とトリッキーなギターがイマイチ私には合いませんでした。
このヴォーカリストは、ブルース・ディッキンソンの後任としてアイアンメイデンに引き抜かれます。そのメイデンのアルバムは聴いたことがありませんが、評判を聞くとフィットしなかったようです。デイヴ・リー・ロスの後任の方が合っていたのでは。
（2007年1月）
